枠組み足場とくさび式足場の違いとは?発注前に知っておきたい工法選びの基本

「枠組み足場とくさび式足場、どちらを選べばいいのか」という疑問は、足場工事を発注する立場の担当者から多く寄せられます。工法を誤って選定すると、工期や安全性・コストに影響が出る場合があります。本記事では、発注者が知っておくべき2つの主要工法の違いと現場別の使い分けを解説します。足場工事の詳細については大橋工業の足場工事ページもあわせてご覧ください。また、足場業者の選び方全般については名古屋で足場業者を選ぶポイントの記事もご参考ください。
目次
【執筆者プロフィール】株式会社大橋工業
愛知県名古屋市緑区を拠点に、足場工事(搬入出・設置・施工・解体)を専門とする建設会社。創業20年の歴史を持ち、愛知県内99%の現場実績を誇ります。令和の時代には珍しい枠組み足場を得意とする職人が多数在籍しており、くさび式・単管・吊り足場など全6工法に対応。マンション新築・大規模修繕・商業施設・工場・物流倉庫など大規模足場工事を中心に、工務店・建設会社・ゼネコンから継続的にご依頼をいただいています。
枠組み足場とくさび式足場の基本的な違い
枠組み足場とくさび式足場は、現在の建設現場で最も多く使われる2つの主要工法です。根本的な違いは「構造と固定方法」にあります。枠組み足場は鉄製の「建枠」を縦横に組み合わせて構築する工法で、高い剛性と安定性が特徴です。一方、くさび式足場(くさび緊結式足場)は鋼管の支柱に設けられたコマに、くさびと呼ばれる金具を打ち込んで部材を連結する工法で、組立・解体のスピードと汎用性に優れています。以下に2工法の基本スペックを比較します。
枠組み足場の特徴・メリット・デメリット

枠組み足場の特徴
枠組み足場は、門型に成形された鉄製の「建枠」を縦方向に積み上げ、筋交いや布板を組み合わせて構築する工法です。部材が規格化されているため、一定の強度と形状の均一性が保証されます。高層マンションや大規模商業施設など、高さや荷重が大きくなる現場において安定した作業環境を提供できる点が最大の特徴です。国土交通省「建設工事公衆災害防止対策要綱」でも高層建築物の足場基準として広く参照されています。
メリット・デメリット
メリット
高い剛性:建枠による構造が高い強度と安定性をもたらし、高層建築でも安心して使用できます。
作業床の広さ:規格化された踏板により、広い作業床を確保しやすく、作業員が動きやすい環境を提供します。
重荷重への対応:大型資材や多人数での作業にも耐える荷重性能を持ちます。
デメリット
組立・解体に時間がかかる:くさび式に比べて組立・解体に習熟した職人が必要で、工期への影響が出やすい場合があります。
形状の制約:建枠の規格寸法に縛られるため、複雑な形状の建物や狭小地への対応は難しいケースがあります。
対応できる職人が少ない:枠組み足場を扱える熟練職人は近年減少傾向にあります。
くさび式足場の特徴・メリット・デメリット

くさび式足場の特徴
くさび式足場は、支柱に溶接されたコマ(ロゼット)にブラケットや手すりのくさびを打ち込んで固定する工法です。部材の着脱が容易で組立・解体スピードが速く、住宅・アパート・店舗・低中層マンションなど幅広い現場で採用されています。近年は安全性を高めた「次世代足場」と呼ばれるくさび式の改良型も普及しており、多くの職人が習得しやすい工法として業界内でも標準的な地位を確立しています。
メリット・デメリット
メリット
組立・解体が速い:工具なしで組み立てられる部材が多く、工期短縮につながります。
汎用性が高い:部材の組み合わせ方で多様な形状に対応でき、複雑な建物にも柔軟に対応できます。
対応職人が多い:業界内で最も普及している工法のため、対応できる職人が豊富です。
デメリット
高層建築での安定性:超高層建築においては枠組み足場に比べて剛性面での制約が生じる場合があります。
くさびの緩みへの注意:長期使用や振動によりくさびが緩む場合があるため、定期的な点検が必要です。
どちらを選ぶべき?現場別の使い分け
2工法の使い分けは「建物の高さ・規模・形状・工期」の4点を基準に判断するのが基本です。以下に現場種別ごとの推奨工法をまとめました。
なお、1つの現場で複数の工法を組み合わせるケースも多くあります。たとえば、建物外部の高所には枠組み足場・屋内の部分作業にはくさび式、という使い分けが行われる場合があります。工法の最終判断は現場調査をもとに足場業者と協議しながら決定することが重要です。
・建物の高さ・階数が高い → 枠組み足場が有利
・工期短縮・コスト効率を重視 → くさび式足場が有利
・複雑な形状・狭小地 → くさび式または単管足場が有利
・判断に迷う場合 → 現場調査をもとに業者と協議して決定する
大橋工業が枠組み足場を得意とする理由
株式会社大橋工業は、令和の時代には珍しい枠組み足場を得意とする職人が多数在籍しています。近年の建設業界では枠組み足場を扱える熟練職人の育成が課題となっているなか、当社では創業20年にわたってこの技術を継承・強化してきました。愛知県内99%の現場実績のなかには、高層マンション新築・大規模修繕・商業施設・工場・物流倉庫など、枠組み足場の技術力が求められる大規模案件が多数含まれています。
もちろん、くさび式・単管・吊り足場など全6工法にも対応しており、現場の条件に応じた最適工法のご提案が可能です。「どの工法が現場に合うかわからない」という場合でも、現場調査をもとに最適なプランを無料でご提案しています。
まとめ
枠組み足場は高剛性・重荷重対応が強みで高層・大規模建築に適しており、くさび式足場は組立速度・汎用性に優れ中小規模から大規模まで幅広く対応できます。どちらが最適かは建物の高さ・規模・形状・工期によって変わるため、発注前に足場業者と十分に協議することが重要です。名古屋・愛知エリアで工法選びを含めた足場工事のご依頼・ご相談は、枠組み足場の熟練職人が多数在籍する大橋工業にお気軽にお問い合わせください。
株式会社大橋工業
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